知ってる方は既に知ってると思いますが。
この写真は保護した当日、移動する時の写真。

ブリーダー業をする為に、
動物取扱業を取得するのに実務経験が必要です。

その為に、全国展開してるペットショップで働き
実務経験証明書に本社からサインをもらう為に
半年以上、常勤しながら我が子達のお世話も
同時進行で行い、このHP作成もしてたのですが…

地獄だと思っていた時期でも、
２人、素敵な出会いがあったんです。

その内の一人は特別な存在で仲がいいのですが、
もう一人の子から辞めてから初の連絡が。

「保護して欲しいオウムさん達がいる」

という、SOSの連絡。
ましてや鳥さんとなると放っておけないので
すぐさま予定を決めてすぐに準備。

サムネの写真でもわかる通り、
タイハクオウムとモモイロインコです。

家に連れて行く前に一旦、事業所へ。
２羽共、羽の質感が悪く、
生活してた環境やご飯を見てるので余計に心配。

日曜日にお迎えし、
翌日の月曜日にすぐにでも
鳥専門の先生がいる長島愛犬愛鳥動物病院へ
行きたかったのですが、先生と予定が合わず…

連日続けて移動もなぁ…というのもあったので
火曜日の午後一番に予約をさせて頂きました。

そして、この子達に名前を付けました。
元飼い主様はご老体で入院状態。
仮で面倒を見ていた親戚の方も何も情報が分からず。

誕生日も、年齢も、この子達の何もかも。

タイハクオウム♂は「うどん」
モモイロインコ♀は「プリン」

と呼ぶことにしました。

そして火曜日、負担のない程度でまずは健康診断を。
いつも急で、先生の体に負担になる作業をさせて
本当に申し訳ないですが、本当にありがとうございます。

タイハクオウムの体重６３０ｇ
モモイロインコの体重２５０ｇ

結論としては、今は絶食便だから
検便しても正常じゃないし２週間後経って
この子達が新しい環境に慣れてきたら
爪を切ってあげて、ついでに遺伝子検査をして
もう一回検便をしましょう。という結論。

確かに、想像以上にえぐい環境で生活していて
ご飯もひまわりがてんこもりになってて
下手したら長くないんじゃないか・・・
とも思い、余計に放っておけなく・・・。

でもね、今これを書いてるのは
同じ週の金曜日の夜です。

健康診断したのは火曜日。
金曜日の昼には、うどんがいつもと距離が近くて
触っていいのかなぁ？と思い恐る恐る触ると、
ベッタベタに触らせてくれたんです。

ワキまで触らせてくれました。
寂しかったんだね、と勝手に解釈する私ですが
今日と言う今日まで触れなかったので
すっごく嬉しくて・・・感極まる所がありますね。

まぁ、遺伝子検査をしていないし
うどん自体がそもそも手乗りか分からないし
性格が神経質なのかも分からないし
新しい環境やご飯でストレスを与えたくはないし

という色々な考えがあって
触らない方がいいとも思っていましたが
ベッタベタに懐いてくれるとは思いませんでした。
しかもこの速さで？っていう。

まぁ、ケージからは一切出してません。
やはり心配事が多いので。

うどんは、出会った時から羽が下りてて心配。
推定年齢すら分からないのが辛い。

毎回触る度に外科医が使ってる
消毒ハンドウォッシュを使って手を洗う。
無事に元気であって欲しい。

タイハクオウムは平均寿命が５０～６０年
モモイロインコは４０～５０年だそう。

私は現在２９歳なので、この子達が０歳だとしたら
お迎えするのにギリギリの年齢です。
本当にきちんと考えてお迎えしないといけません。

もう一羽、保護対象のヨウムもいましたが
別の方がお迎えされておりました。

ヨウムはワシントン条約のサイテスⅠ類です。
Ⅰ類は、飼い主としての登録や申請、更新が必要です。
詳細は省きますが、「種の保存法」ってやつ。

タイハクオウムとモモイロインコはサイテスⅡ類。
シロハラインコもサイテスⅡ類です。
オカメインコはサイテスⅢ類ですね。

うどんは奇跡的に懐いてくれましたが、
プリンは噛んできますし避けます。
これが普通の反応だと思います。
少しずつ、少しずつ慣れてってくれると嬉しい。

大型は夢のまた夢レベルで憧れでしたが
簡単にお迎えしていいレベルではありません。

病気などがなく、遊べるようになったら
今度は鳴き声対策なども考えないとだし
楽しみ半分、お財布の負担もデカくて大変です。

どうか、この子達が無事に元気な事を祈っててください。
色んな景色を一緒に見たいな。
沢山野菜もあげて、食の楽しさも知ってほしい。

沢山の人と触れ合って、
人の優しさをもっともっと知ってほしい。

２６日頃に電話して予約し遺伝子検査や
健康診断を改めて行ってもらってきます。

この子達が、無事でありますように。